2009年1月1日星期四

踊る小人

  前の『納屋を焼く』よりそんなにおかしくない話しだけど、童話とか寓話のように語られる。「僕」はダンスの上手な彼女を手に入れるために、皇帝のダンサーだった小人に一夜だけ自分の体を渡すの物語だ。始めうちに、小人は「僕」の夢に出てきて、「僕」は現実に小人のことを尋ねる話しはとても長い、私はきっと後何か起こる気がして、分からないけれど、そのまま我慢して最後まで読んでみた。今回は「不思議な」と思わなくて、童話みたい結局でちょっと失望した。
  でも、一つ面白いことは根底に潜むものだ、人間の本質的な弱さだろう。小人は「僕」の体をほしいが、「僕」は何とか自分の身体を守りたい、結局は革命軍から追われることになる。なぜなら、「僕」小人の作った幻覚に耐えできて、約束通り一言も口をきかずに彼女を手に入れたが、小人はいったんは負けを認めるとき、そう言った:
  「『しかしこれで終ったわけじゃない』と小人はつづけた。『あんたは何度も何度も勝つことができる。しかし負けるのはたった一度だ。あんたが一度負けたらすべては終る。そしてあんたはいつか必ず負ける。それでおしまいさ。いいかい、俺はそれをずっとずっと待っているんだ』」。
  人生にそんな残酷な時もよくあるが、それを『踊る小人』が指し示してみせるのがすごいと私は思った。

2 条评论:

yuka_kn 说...

bluebaiさん、新年あけましておめでとう!
年始からいきなりの投稿、すごいですね。今年も日本語に始まり、日本語に終わる…(わけないですね。)
私は年末に風邪をひいてしまったので、このお正月はうちで布団をかぶって利恵夢さんに借りたビデオを見てました。今は原作のまんがを読んでます。
学生が村上春樹を読んでいるというのに、教師はまんがって何だかねー。

oni-chi 说...

日本語を勉強しているとても熱心な学生さんがいると聞いてのぞいてみました。
私は本を読むのがとっても好きで、読んでいるときや読んだ直後は内容もちゃんと覚えているのですが、年のせいか(年のせいにしてはいけませんね…)すぐに忘れてしまいがちです。それはとってももったいないような気がして、私もBluebaiさんのように読んだ感想を書き貯めようといつも思います。だけど日本人の私が日本語の小説を読み、日本語で感想を書くのにもかかわらず、なかなか文章にするのは難しいです。だから、Bluebaiさんの村上春樹の小説に対する感想文はすごく感心しましたし、とても丁寧に本を読む方だと思いました。
私はまだ、「蛍」や「納屋を焼く」や「めくらやなぎと眠る彼女」を読んでいないので、読んだらまたコメントさせていただきますね。